
ITmedia Newsの「「iTunes Storeで売らない」選択肢に目を向ける音楽業界」という記事を読みました。
記事によると、全米で最大の音楽配信業者となったAppleの「iTunes Store(以下、iTS)」では、アルバムをアルバム単位で売る事が出来ない、1曲単位で配信が基本であるiTSのポリシーに同意出来ないという考え方からか、レコード会社、レーベル側の意向、アーティスト側に至っても「アルバムを1つの作品として考えており、ばら売りを望んでいない」という理由から、敢えてiTSでの配信を避ける動きがあるとの事です。
しかもAppleはアルバム単位で購入場合は多少プライスダウンして販売している事もレーベル側は納得が言っていない様です。
確かに言っている事は分かります。
バラで売るよりはアルバム単位で売れば利益は確保出来ますし、アルバムを「1つの作品」と考えている事も理解出来ます。
では買う側からの立場でモノを言ったらどうでしょうか。
確かに1曲単位で買えるのは自分の好きな曲のみを購入出来る訳ですから、非常に経済的です。
アルバムを買って「買ったは良いが気に入った曲はその内の3曲しか無かった」という事もよくある事ですし、その様な事を避ける為にも試聴が出来て、1曲単位で買えるのはおサイフにも優しいです。
ですが、分かっていた事ですが、レーベル側は1アーティストのどんなアルバムであろうとやはりアルバム単位で売れば利益幅の少ないiTSで売るよりかはずっとお金になる。といった所でしょうか。
では何でiTSが持て囃されて来たのでしょうか。
未だに違法DLは横行している状態で、合法で比較的安価で楽曲を手にする事が出来るiTSはレーベル側から見ても損な事ばかりでは無いはずなんですが、やはり「お金にならない」という理由からでしょうか。
現状ではAppleもiPodの人気が好調で、iTSが非常に強い立場ですが、全てがApple主導のやり方にいい加減ウンザリしているのでしょうか。
でもどうなんですか?レーベル側やアーティスト側はiTSでの販売を止めれば、また違法DLに手を焼く日々に逆戻りになるというリスクを覚悟で言っているのでしょうか。

(画像はwww.itmedia.co.jpより)
AC/DCのアルバムはiTSにはありません。
AC/DCのカタログ自体がiTSには無いのですが、アメリカだけでもコンスタントに毎年100万枚を売り上げている様です。
一方ローリング・ストーンズはiTSでアルバムを配信しているのですが、売り上げがCD、DL配信でも他の人気のアーティストと比べると少ないそうです。
ストーンズは2006年から2008年までの統計で600万曲のシングル売り上げている様なんですが、低価格での取引では採算が出なく、アルバム単位で販売していれば売れ上げ的にはトップだったという事です。
♫
確かにiTSでの配信はレーベルにはあまりうま味は無いのかもしれませんが、少なくても違法にDLをする事無く、アーティストの曲を購入する事が出来るのはやはり有り難いです。
でもここまでレーベルやアーティストからブーイングが出てくるという事は買う側から見ても「この先もiTSで楽曲を買う事が出来るのか?」という不安材料にもなってきます。
あとはアーティスト側も「捨て曲」なんて言われない様な楽曲作りも大事では無いでしょうか。
捨て曲という言葉は僕自身あまり好きではありませんが、実際にその様な曲があるのは事実です。
少なくても僕は楽曲が気に入ればアルバム単位で買います。
Appleは最近iTSでアプリケーションを売る「App Store」が好調の様ですが、本来の存在意義である「Musicを売る」という事に少し手を抜いてはいませんかね...
そろそろiTS自体のテコ入れも必要な時期に来ているのではないでしょうか...





























