Lizard
(画像はwww.hmv.co.jpより)

「Love Is On The Way」Saigon Kick
Lizard」(1992年)Saigon Kick - The Lizard - Love Is On the Way

実によく分からないバンドでした。
でも好きなバンドでした。

サイゴン・キックは1991年に「Saigon Kick」でデビューするのですが、あまりにも音楽性が多彩過ぎて方向性が僕にはよく分からなかったのですが、マニアな人気があったのは覚えています。
聞き込んで行くと、非常に柔軟な音楽をやっているという事を理解していくのですが、キャッチーな部分もあれば、思い切りヘヴィーな部分もあり、時代的な事を考慮するとハードロックとオルタネイティヴの中間というイメージです。

ヴォーカルのマットとギターのジェイソンには様々な逸話がありましたが、このアルバムを最後にマットが脱退するのですが、これより以降のアルバムはジェイソンの音楽性がより強くなります。

このアルバムでは1stのキャッチーな部分は影を潜め、ヘヴィーな楽曲が中心となるのですが、その中でも特に目立つのがこの曲でした。
サイゴン・キックの曲としては「名曲」と称されているのですが、僕もこの曲は他とは全く違って「バラードの王道」みたいな感じで好きでした。

1stの評価があまりにも良かっただけにこのアルバムは少し精細に欠けるとも思いましたが、この曲だけは今でも印象に残っています。


All_The_Right_Reasons
(画像はwww.hmv.co.jpより)

「Savin' Me」Nickelback
All The Right Reasons」(2005年)Nickelback - All the Right Reasons - Savin' Me

グランジムーヴメントやヒップホップムーヴメント湧く1990年代後半、ロック、ハードロックが人気もセールス的にも下火になっていた時代でした。
そんな中でも本国カナダやアメリカで上位にランクインする数少ないバンドでした。

一部では商業主義にして批判もされていますが、確かに馴染みやすいメロディーなどがそう言われるのかもしれませんが、チャド・クルーガーの独特な声(ダミ声)、ストーリーがしっかりしている歌詞と曲の構成はこのバンドだから成せる技だとも思います。
そんなバンドのスタイルは音楽仲間からの評価は非常に高いです。

このアルバムではex-Panteraのギターで2004年にPantera解散後に組んだバンド「Damageplan」でのライヴ中、観客が放った銃弾を受けこの世を去ったダイムバッグ・ダレルの事を唄っている「Side Of A Bullet」も収録されており、ギターソロにはダレルが生前残した未公開のギターソロが収録されています。




ニッケルバックはPVのクオリティーにも高い評価があり、この曲のPVもそんな完成度の高さが伺えます。
僕がニッケルバックにあるイメージとして「生と死」「反骨」という言葉が頭に浮かぶのですが、この曲もそんなイメージを彷彿させます。

「How You Remind Me」「Too Bad」「Someday」「Photograph」と良い曲が多いのですが、僕はこの曲もぜひお勧めしたい1曲です。

ちなみにこのアルバムは発売してから2年間の間ビルボードチャートにランクインしていたロングヒットアルバムです。



▽僕はニッケルバックのPVでは「Someday」が一番好きです。泣けます...


Hotel_Paper
(画像はwww.hmv.co.jpより)

「Desperately」Michelle Branch
Hotel Paper」(2003年)Michelle Branch - Hotel Paper - Desperately

前作「Spirit Room」(2002年)からわずか1年という短期リリースだったにも拘わらず、18歳でデビューというインパクトからか、彼女にとって最もヒットしたアルバムとなりました。

前作からの期待を裏切る事無く、1960年代から70年代のテイストが楽曲にも多く反映されており、ヴォーカリストとしてだけでは無く、音楽的にも非常にクオリティーが高いアルバムです。

このアルバムにはサンタナとの共演曲「Game Of Love」が収録されている事で話題になりましたが、その事よりも彼女自身の音楽的センスも高い評価を受けています。
シェリル・クロウとの共演やライヴでの前座、アルバムのプロデュースのシェリル・クロウの作品を多く手掛けているジョン・シャンクスという事でシェリル・クロウと密接な関係も話題になりました。
またこのアルバムに収録されている「Love Me Like That」ではシェリル・クロウと共演もしています。
楽曲制作や音楽性もかなり影響を受けていると思われます。
僕としてはどちらも好きなアーティストなので、これは「一度で二度おいしい」といった所でしょうか。

8歳でボイストレーニングを始め、15歳ではすでにインディースでアルバムをリリース、マドンナ主宰のマーヴェリック・レコードと契約し、その後メジャーへ行きます。
他にサイドバンドで「The Wreckers(ザ・レッカーズ)」を結成、このバンドでサンタナと再度共演を果たします。

プライベートでは2004年にバックバンドのベーシストと結婚、2005年には長女を出産します。
現在もマイペースに活動しています。

この曲はアルバムの中でアコースティックを主体とした曲では僕が一番好きな曲です。
歌詞と曲の構成がうまく合っている所が何とも言えません。

Saudades_De_Rock
(画像はwww.hmv.co.jpより)

「Star」Extreme
Saudades De Rock」(2008年)Extreme - Saudades de Rock - Star

待ちに待ったエクストリーム再結成後のニューアルバムです。
2005年あたりからヴォーカルのゲイリー・シェロンとギターのヌーノ・ベッテンコートが単発で共に活動をしていましたが、2007年に再結成を発表。
ドラムがポール・ギアリで無いのが少し残念ではありますが、ヌーノのソロ名義のバンドメンバーだったケヴィン・フィグェリドが加入しています。

本当に残念な解散(正確には自然消滅)でしたが、復活しても当時の「音」がそのまま蘇った感じがして再結成の良い「成功例」です。
ヌーノがソロになったり、ゲイリーがヴァン・ヘイレンに加入(1枚アルバム出してすぐ脱退)したりしましたが、紆余曲折を繰り返しながらも1番良い形でまたこのバンドの音が聴けるなんて...(泣)

復活してもパワーはそのまま、イメージ的には「鶚sides To Every Story」(1992年)の頃に何となく似ている様な気がしますが、1996年に解散してから10年以上経っている事を考えると全く遜色無い形で本当に嬉しいです。

昔は「ファンク・メタル」などと呼ばれていましたが、現在のエクストリームにはもうメタルの影はありません。
これはこのバンドの正常な進化であり、より熟成されたこれからのエクストリームに期待が持てます。
この曲も独特の曲進行も昔の流れを引きつつも、全く新しい世界を聴かせてくれます。
あの綺麗な3声コーラスも健在です。

現状では僕の中で2008年のBest Buyです!

ちなみにこのアルバムにはギター抜きのバラード「Ghost」Extreme - Saudades de Rock - Ghost や「Interface」Extreme - Saudades de Rock - Interfaceも個人的には気に入りました。


▽記事とは関係無いですが、エクストリームと言えばこの曲を思い出す方も多いと思います。

Viva_La_Vida_Or_Death_And_All_His_Friends
(画像はwww.hmv.co.jpより)

「Viva La Vida」Coldplay
Viva La Vida Or Death And All His Friends」(2008)Coldplay - Viva La Vida or Death and All His Friends - Viva La Vida

今更説明の要らないコールドプレイなんですが、今やイギリスを代表するバンドにまでになりました。
この曲はAppleの「iPod+iTunes Ad」で日本でもお馴染みの曲なんですが、本当にAppleはこの様なCMの提案にすごくセンスがあると思います。
ちなみにコールドプレイがAppleのAdに出るのはこれで2回目ですね。(1回目は「Speed Of Sound」です)

僕はこのアルバムを一応聴いたのですが、前作「X & Y」(2005年)とどうしても比べてしまうのですが、何というかあまりにも整理され過ぎてしまっている様な気がします。
メランコリックな所をもっと突き進んでも良いのでは?と思ってしまいます。
叙情的な所は確かに引きずってて良いのですが...

前作の反響がもの凄かったからでしょうか、妙に落ち着きすぎたというか...
アルバム単位では僕はあまり...という感じなのですが、曲単位ではこの曲と「Violet Hill」は好きです。

ただじっくりと聴きこんで行くとまた違った感想が待っているのでしょうか。
コールドプレイ自体は凄く好きなのでこの先の自分の耳に期待。

なかなか評価がハッキリしているアルバムの様ですが、完成度自体は凄く高いアルバムに仕上がっていると思います!!





tsume
(画像はwww.hmv.co.jpより)

「爪爪爪」マキシマム ザ ホルモン
爪爪爪 / F」(2008年 Single)

HMV曰く「お茶の間にヘヴィロックを叩き込む傍若無人なマキシマム ザ ホルモン」
笑えます。(爆)
最近は昔懐かしい感じだったのですが、やっと今の時代の音楽に戻ってきました。

メジャーにかなりヤバイ音楽をやっていたのでかなり引いてたバンドだったのですが、前にロッキングオンジャパンのインタビューを読んだ事がありまして、そのインタビューが結構良かったので「聴いてみようかなぁ」なんて軽い気持ちで聴いてみたらカッコ良かったので、何気に今も聴いています。

何か昔のPanteraを彷彿させて、ある意味「正当派のスラッシュメタル」の様な気がしています。
結成は1998年と意外に古く、Nicotineのレーベル「SkyRecord」から音源をリリースした後に、フリーウィル傘下の「New Horizon」、日テレの音楽部門のレーベル「ミミカジル」からリリースした後にVapでメジャーに上がります。

ヴォーカル&ギター(歌と六弦と弟)のマキシマムザ亮君とドラム&ヴォーカル(ドラムと女声と姉)のナヲは姉弟です。

この曲で本格的にメジャーになったみたいなんですが、僕個人的には「ぶっ生き返す!!」も何気に好きです。


Beats_1
(画像はwww.monstercable.com/beats/より)

Hip-Hop界の重鎮であり名プロデューサー「Dr.Dre」とMonster Cableの共同開発で生まれたヘッドフォン「Beats」が発売されました。

正確なスペックが分からないのですが、ノイズ・キャンセリング、オーバーヘッド(被り)型イヤーケース、そしてiPhoneにも対応したインラインマイク(ノーマルケーブルとマイク付きケーブルを同梱)を装備したかなり芸の細かいヘッドフォンとなっております。

まぁこの手の人が開発に拘わっているヘッドフォンという事は「低音がドンシャリ」と思いきや、結構中音域と高音域のバランスは良いらしいです。


▽「 ドクター・ドレーとモンスターの新ヘッドフォン「Beats」速攻レビュー 」GIZMODO Japan


「被り」「ケーブル片出し」フリークとしてはなかなか良いルックスをしていると思います。
ただ、GIZMODOのレビューを見る限りは少し小さい作りみたいで、キッチリ耳にはまらないという事みたいです。
僕が見る限りはそんな事も無いと思うのですが、要試着といった所でしょうか。

周波数特性などのスペックが知りたい所なんですが、ケーブルは品質でも評価の高いモンスター製という事で、これは期待大です!

現在このヘッドフォンはモンスターの直販とU.S.EUの各Apple Store、Best Buyのみの販売だそうです。

ちなみにお値段は349.99ドルです。(38,400円ほど)


▽8/8追記
Apple Storeの方に大まかなスペックが記載されています。
メーカーのWebサイトにも詳細なスペックがありました。
周波数レベルでは「並」の部類ですが、かなり作り込んであるようで、イヤーカップがかなりの多重構造です。
表現力は数字で計れない部分もあるので是非現物が見たいです。

psychic_magic
(画像は私物CDより)

「Psychic Magic」G.I. Orange
「Psychic Magic」(1985年 廃盤)

何故か1980年代の音楽の話をすると必ず出てくるバンドです。
そして笑いも...(笑)

G.I.オレンジは1985年に日本での活動を目的に結成されたイギリスのグループです。
当時イギリスで「ニューロマンティック」というムーヴメントが人気の兆しがあり、カルチャー・クラブやデュラン・デュランやカジャー・グー・グーなどもこの路線のグループでした。

このG.I.オレンジ、メンバーの親がレコード制作費を負担した(Wikipediaより)という事なので、いわゆる「ボンボン」の集まりです。
メンバーはヴォーカル&ギターのカール・ウィットワース、ベースのサイモン・ウィットワース、キーボードのマーク・ウィットワース、ドラムのギャリー・ホルトの4人編成です。
ドラム以外は兄弟で「美形」路線の匂いがするのですが、僕が思うにそんなイケメンだとも思えないのですが...

日本のレコード会社(G.I.オレンジはCBSソニー)がティーンズ目当てに出したグループのわりにはTVでのプロモーションやCM、レコード会社主催の販促活動などにも参加していたとの事です。

そんな彼らはとかく「一発屋(One Hit Wonder)」のイメージが強いのですが、アルバムもこの1枚のみ、4枚のシングルの残しバンドは解散します。
解散というよりも「自然消滅」と言った方が正確です。

この曲は彼らの2枚目のシングルでこれがスマッシュヒットします。
元々、アーティストとしてのテクニックは当時からあまり感じませんでしたが、今の時代になると「80年代の良い思い出」的な印象に変わり、懐かさのあまり頻繁に聴いてしまいます。

Lita
(画像はwww.hmv.co.jpより)

「Close My Eyes Forever」Lita Ford
Lita」(1988年)Lita Ford & Ozzy Osbourne - Lita - Close My Eyes Forever

まず、リタ・フォードを語る上ではランナウェイズの話は必須ですね。
ランナウェイズは1975年結成、1979年に解散したアメリカのガールズバンドのはしりです。
アメリカでのパンク・ロックの先駆けという人も居ました。
ラモーンズやダムドとデビューが同じ年でセックス・ピストルズより1年先ですから意外です。

デビュー当時はメンバーの平均年齢が16歳、下着姿の様なステージ衣装が過激で衝撃的でした。
昔MTVか何かでPVを見た事があったのですが、当時学生の自分には目のやり場に困りました。(笑)
洋楽が好きな人、とりわけアメリカのロックが好きな人には「Cherry Bomb」と聞けば何となく思い出してくれると思います。

解散後はギター&ヴォーカルのジョーン・ジェットとリタしかシーンには登場しなかったイメージなんですが、ジョーンはソロ転向後「Joan Jett & The Black Hearts」というバンドを結成(あくまでもソロですが)、アルバムも世界で1,000万枚を売り上げました。
「I Love Rock'n'Roll」は彼女の最大のヒットだったと思います。
ランナウェイズの頃とは違って、正当派のロックです。
僕も好きでした。

リタはソロ転向後はそれまでのランナウェイズの頃とは違って、丁度時代的にも芽が出てき始めたハードロック(というよりもヘヴィーメタルですね)な路線に転換して行きます。
この路線の転換がのちに「女性ヘヴィメタル・アーティストの草分け的存在」とまで言われる様になりました。
ちなみにランナウェイズの初期のメンバーであったベースのマイケル・スティールは後のバングルスのメンバーになります。

そんなリタ・フォードのヒット曲だったのがこの曲です。
この曲はオジー・オズボーンとのデュエットでこのデュエット効果もあり話題にもなりました。
僕もこれで買った様な気がします。
楽曲自体は結構シンプルなハードロックと言った所でしょうか。
少しポップな所もあって、聴きやすくはなっています。


in_rainbows
(画像はwww.hmv.co.jpより)

Radioheadの7thアルバム「In Rainbows」を公式サイト上で「付け値」で配信(.mp3形式)するという前代未聞の試みをして話題になりましたが、イギリスの「Telegraph」によると、このアルバムを配信した日に40万件、4週間で230万件の違法DLがあったと報じています。

付け値というのは公式サイト上で購入者は自ら値段を決めてDLするという方式で、レコード会社(レーベル)不要論という疑問符を投げかけるものとなり、話題にもなりました。

イギリスと言えば、日本よりも違法な方法での著作物のDLが横行しており、音楽に関して言えば、音楽配信全体の9割が違法というまさに「無秩序状態」というお国です。

昔から「海賊版」と言えばアメリカよりもイギリスというイメージだったのですが、ここまで酷いとは思いませんでした。

これは例え無料で配信しても、ファイル共有などでの「二次配信」は止まらないでしょうね。

イギリスにも当然、iTunes Storeはあるのですが、これだけ違法DLが横行しているとAppleとしてもやや厳しい立場かもしれませんね。

パッケージ盤が世界的に売れないと言われて久しいですが、違法DLがこれだけ酷いという状況になると取り締まってもイタチごっこですし、新たな収益をライヴなどで補おうとするアーティストも増えてくるでしょうね。

世界的に見ても「安い」と言われているiTunes StoreでDLするという文化が定着すれば、Appleのみならず、買う側にとっても違法性について考えると思うのですが...
もともと、CDの価格が高く設定されているというのも違法なDLの温床になっている様な気もします。
CDパッケージの安いアメリカでも販売不振で苦労している所ですが、レーベルよりもアーティスト側の利益を考えると、やはり合法の配信サービスなどを利用して欲しいと思います。


▽参考記事
Free Radiohead album still downloaded from illegal sites」Telegraph.co.uk