2008年09月01日 22:14

ITmedia Newsの「「iTunes Storeで売らない」選択肢に目を向ける音楽業界」という記事を読みました。
記事によると、全米で最大の音楽配信業者となったAppleの「iTunes Store(以下、iTS)」では、アルバムをアルバム単位で売る事が出来ない、1曲単位で配信が基本であるiTSのポリシーに同意出来ないという考え方からか、レコード会社、レーベル側の意向、アーティスト側に至っても「アルバムを1つの作品として考えており、ばら売りを望んでいない」という理由から、敢えてiTSでの配信を避ける動きがあるとの事です。
しかもAppleはアルバム単位で購入場合は多少プライスダウンして販売している事もレーベル側は納得が言っていない様です。
確かに言っている事は分かります。
バラで売るよりはアルバム単位で売れば利益は確保出来ますし、アルバムを「1つの作品」と考えている事も理解出来ます。
では買う側からの立場でモノを言ったらどうでしょうか。
確かに1曲単位で買えるのは自分の好きな曲のみを購入出来る訳ですから、非常に経済的です。
アルバムを買って「買ったは良いが気に入った曲はその内の3曲しか無かった」という事もよくある事ですし、その様な事を避ける為にも試聴が出来て、1曲単位で買えるのはおサイフにも優しいです。
ですが、分かっていた事ですが、レーベル側は1アーティストのどんなアルバムであろうとやはりアルバム単位で売れば利益幅の少ないiTSで売るよりかはずっとお金になる。といった所でしょうか。
では何でiTSが持て囃されて来たのでしょうか。
未だに違法DLは横行している状態で、合法で比較的安価で楽曲を手にする事が出来るiTSはレーベル側から見ても損な事ばかりでは無いはずなんですが、やはり「お金にならない」という理由からでしょうか。
現状ではAppleもiPodの人気が好調で、iTSが非常に強い立場ですが、全てがApple主導のやり方にいい加減ウンザリしているのでしょうか。
でもどうなんですか?レーベル側やアーティスト側はiTSでの販売を止めれば、また違法DLに手を焼く日々に逆戻りになるというリスクを覚悟で言っているのでしょうか。

(画像はwww.itmedia.co.jpより)
AC/DCのアルバムはiTSにはありません。
AC/DCのカタログ自体がiTSには無いのですが、アメリカだけでもコンスタントに毎年100万枚を売り上げている様です。
一方ローリング・ストーンズはiTSでアルバムを配信しているのですが、売り上げがCD、DL配信でも他の人気のアーティストと比べると少ないそうです。
ストーンズは2006年から2008年までの統計で600万曲のシングル売り上げている様なんですが、低価格での取引では採算が出なく、アルバム単位で販売していれば売れ上げ的にはトップだったという事です。
♫
確かにiTSでの配信はレーベルにはあまりうま味は無いのかもしれませんが、少なくても違法にDLをする事無く、アーティストの曲を購入する事が出来るのはやはり有り難いです。
でもここまでレーベルやアーティストからブーイングが出てくるという事は買う側から見ても「この先もiTSで楽曲を買う事が出来るのか?」という不安材料にもなってきます。
あとはアーティスト側も「捨て曲」なんて言われない様な楽曲作りも大事では無いでしょうか。
捨て曲という言葉は僕自身あまり好きではありませんが、実際にその様な曲があるのは事実です。
少なくても僕は楽曲が気に入ればアルバム単位で買います。
Appleは最近iTSでアプリケーションを売る「App Store」が好調の様ですが、本来の存在意義である「Musicを売る」という事に少し手を抜いてはいませんかね...
そろそろiTS自体のテコ入れも必要な時期に来ているのではないでしょうか...










コメント
kenti | URL | E2rOdHK.
こんにちは、はじめまして。
iTunes Store 、以前はひんぱんに利用してましたが、最近はすっかり eMusic びたりです。
理由はもちろん安い、そして DRM なし、さらには圧縮率がたかい(多少ですが)というのが挙げられます。こちらで販売されていない楽曲になると iTunes Store や CD 購入、または図書館でかりる(笑)などしますが。
いずれにせよ一曲単位で買うことはありません。アルバムで買ってなんぼですし。一枚のアルバムを満足につくれないレーベル、アーティスト、レコード会社はリスナーのどん欲さ(音楽に対する)をくみ取ってほしくおもいます。
現在の iTunes Store は販売品目も増え少々ふくれすぎた感もありますね。
近々のアップデートでどういう流れになるのか、今から楽しみです。
( 2008年09月02日 18:36 [編集] )
+.kだいひょう | URL | 44.VUNoo
まいどぉ〜〜( ̄▽ ̄)。
ITmediaの記事を読んでいてレコード会社やアーティストが
具体的にiTSのどこに不満を持っているのかが僕には伝わって
来なかったんですよねぇ(^^;;...
文面を読む限りはアーティストはアルバム単位で売れない事で
自らの表現の機会が奪われていると訴えている様に感じましたし、
レコード会社はアルバム単位じゃないと売上が足らねぇ...と
言っている様に感じました。
ああ...コメント欄で殆ど記事状態だわ( ̄◇ ̄;)...
まあ、時代の変化を観察してみて下さいとだけ
言いたいんですけど...
やっぱ記事書きますわ(^^;;...
ところで最後に
「そろそろiTS自体のテコ入れも必要な時期に来ているのではないでしょうか...」
とそれまでの話がひっくり返っている様に僕は感じたのですけど
retroさんはどのあたりをテコ入れする必要があると
感じたのですかね(^ ^)??
では、では( ̄▽ ̄)。
( 2008年09月02日 18:45 [編集] )
GoGo! Machead! | URL | fBweyL1.
こんばんは。
私もITmediaの記事を読んでブログを書きましたが、レコード会社とアーティストがアルバムを購入して欲しいなら「アルバムを欲しいと思わせるアルバムを作ってみろ」と思っています。
私はアルバムを購入する派ですが、あまりにも中身が軽いアルバムが多すぎです。
レコード会社とアーティストはiTunes Storeのバラ売りで厳しい現実を見せつけられて逃げているように感じます。
( 2008年09月02日 20:23 [編集] )
retro | URL | 93Spc5Yw
>Kentiさん
コメントありがとうございます!
「以前はiTSをよく利用していた」
この様な意見の方、結構多いです。
このブログでも同じ様なコメントいくつか頂いた事があります。
僕は「他のサービスと比べると比較的安いのにどうしてだろうか?」と考えてしまう事もありました。
僕はiPodを使っているからかもしれませんが、周りを見渡せばiTSに限らずiPodに限らず色々なサービスがあって、iPod以外のプレーヤーも色々あります。
僕はこの記事で色んな事を考えています。
iTSには今後も色々な音楽を売って欲しいという思いと、iTSに楽曲を提供するアーティスト達にも良い曲を作り続けて欲しいという気持ちと...
これからは他のサービスの事をもっと勉強する事が必要だと思いました。
>>現在の iTunes Store は販売品目も増え少々ふくれすぎた感
これは僕も思います。
基本的にシンプルに曲が買える事が魅力なんですけどね。f(^^)
>+.kだいひょうさん
どうもです!
記事の方拝見させて頂きました。m(__)m
これは僕が思った事ですが、単に「アルバム」として売れない、単曲単位で売り買いする事が時代の流れという事へのアンチテーゼとも受け取れます。
>>テコ入れ
正直、現状具体的な意見があってそう書いた訳では無いのですが、iTSがこのまま永遠に繁栄するとは思っていません。
レーベル側とAppleの間で「歪み」がある以上、何時かは綻んでくると思います。
そろそろApple側からも譲歩の様なものが必要なのでは?と思っています。
噂ですが、Appleがサブスクリプションを導入するのでは?といった話がありましたが、もしAppleがサブスクリプションを導入したら今以上に歪みが大きくなる様な気がしています。(レーベル側からすると今以上に利益が出ないと予想される為)
Amazon MP3ではアーティスト側やレーベル側の意向で単曲販売で無く、アルバムとして売る事を選べるそうです。
これがどの様な作用を生んでいるかは分かりませんが、この様なシステムの導入をApple側が検討しても良いのでは?と思ったりもします。
魅力ある作品を作って欲しいというのは言うまでもありませんが、Appleとレーレーベルとアーティストとの上手い「エコシステム」みたいのものが模索出来ないかと思っています。
>GoGo! Machead!さん
どうもです!
記事の方拝見させて頂きました。
確かに魅力あるアルバムを手にしたいです。
個人的な好みの問題もあって「じゃあどんなアルバムなら良いのか?」と聞かれると困ってしまうのですが、よく分からないコンセプトの元で作られた音楽があまりにも多いのはあると思います。
( 2008年09月02日 22:38 [編集] )
m-kazu | URL | -
むずかしい問題だと思います.
iTSはリスナーとミュージシャンの間に立ち位置を置いたサービスで,だからこそこれだけの支持を得られたのだと思います.もちろん,ミュージシャンの意向を組み入れて改良する必要はあると思いますが,でも単純にレーベルに擦り寄って「上がりが少ないから値上げ」みたいなことになると,他の配信サービスとなんら変わらない,っちゅうことになるのかなぁ,と.バランスが難しいです.
アルバムをパッケージ製品で購入して欲しい,と思うなら,もっとレーベル側が「製品」そのものの魅力を高める努力をしなければならないんじゃないでしょうか.iTSなどの配信サービスを利用する"ライト"なリスナーを,もう一段,階段を上ってもらうように.もちろんミュージシャン側にも.
ただ,こういった議論が巻き起こるのも,アメリカにおいてはiTSが確固たる地位を築き上げているからなんだろうな,って思います.いろんな立場の人が,どういうサービスが理想のサービスなのか,というのをよく考えて実践しているっていう...
振り返って日本を見ると,素晴らしいミュージシャンがいるのにも関わらず,サービスが最悪(><)...他の国の後塵を拝しているどころか,既に周回遅れになっています.このままでは,みんな不幸になるような気がします.
ちなみに,私は好きなミュージシャンの作品はCDで購入します.
現時点で欲しい作品が,1,2,サン,4....7,8枚あります(金が続かん^^;)
( 2008年09月04日 00:22 [編集] )
retro | URL | 93Spc5Yw
>m-kazuさん
どうもです!
確かに難しい問題だと思います。
レーベルが勝手に文句を言っているだけの様にも思えますし...
僕は基本的にはAppleを応援している立場なんですが、この先もこの繁栄が続くのか?と危惧する部分もあって、それなら形を変える事も選択肢に入るのでは無いか?と思った次第です。
日本に限って言えば確かに「周回遅れ」な部分は否めませんね...
U.SのiTSと比べても「パーシャルアルバム」が多いのも気になります。
レーベルもAppleも頑張って欲しいです。
( 2008年09月05日 14:58 [編集] )
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